昨今では、女性でも独立開業する人が多くなりました。
そこで今回は、女性の独立開業のポイントについて解説します。
女性の独立開業を成功させるためのポイントや、成功しやすい業種についても解説するので、これから独立を考えている女性は、ぜひ参考にしてください。
独立開業を成功させるためのポイント
独立開業を成功させるには、自分だけの力に頼らないのが大きなポイントです。
自分だけですべてをやろうとしてしまうと、失敗してしまう可能性があったり、相談できる相手がいなくて精神的に辛くなったりします。
世の中にはさまざまな制度やサービスがあるので、自分に合ったものを活用してください。
以下では、主なポイントとして4つを解説します。
専門知識や技術を習得する
独立開業を成功させるには、知識が不可欠です。
未経験で独立する場合、何の知識もないままでは失敗してしまう可能性が高くなります。
そのため、目指す業種の最低限の知識は身につけておきましょう。
また、専門性をより磨いておけば、高単価の仕事も受注しやすくなります。
エージェント登録する
IT関係の仕事で独立開業を考えているなら、フリーランスエージェントに登録しておきましょう。
フリーランスエージェントに登録しておけば、自分に適した仕事を紹介してもらえます。
自分で営業をして仕事を獲得する必要がないので、大きく手間を省けます。
また、クライアントとの条件交渉なども任せられるので、営業に慣れていない人にもおすすめです。
助成金制度を使う
独立開業する際には、国の助成金制度を活用できます。
独立開業にあたって多額の資金が必要になる場合は、助成金を活用しましょう。
県や市区町村によって補助金・給付金制度は異なるので、まずは自分の住んでいる地域の助成金を調べてみてください。
主な助成金については、後述します。
フランチャイズ加盟する
未経験から独立開業するなら、フランチャイズから始めてみるのも良いでしょう。
フランチャイズ経営とは、加盟店として加盟金やロイヤリティを本部に支払う代わりに、ブランド名やサービス・商品を使う権利をもらって運営するビジネスです。
そのブランドのノウハウや本部のサポートも得られるので、何も知らないところから始めても、ある程度の収入は期待できます。
ただし、基本的には本部の指示に従わなければいけないので、独立開業ならではの「自由」は感じられないでしょう。
独立開業で利用できる助成金の種類
世の中には、独立開業を応援する助成金がいくつもあります。
なかには、女性だけにフォーカスした助成金もあるので、女性の独立開業であれば活用しない手はありません。
主な助成金は、以下の3つです。
- 女性 若者 シニア起業家支援資金
- 若手 女性リーダー支援プログラム女性事業
- 創業補助金
それぞれの助成金の利用条件や限度額を解説するので、ぜひ独立開業する際の資金集めに活用してください。
女性 若者 シニア起業家支援資金
「女性 若者 シニア起業家支援資金」は、名前のとおり、女性や若者・シニアの方向けの助成金です。
利用条件は、以下に当てはまる人になります。
- 35歳未満の女性
- 55歳以上の女性
上記に当てはまる上で「「新たに事業を始めるため、または事業開始後に必要とする設備資金および運転資金」としての使い道」であれば、利用可能です。
融資限度額は最大で7,200万円。
設備資金は20年以内の返済で、運転資金は7年未満の返済です。
若手 女性リーダー支援プログラム女性事業
「若手 女性リーダー支援プログラム女性事業」は、東京都のみで行われている助成金です。
リーダーとなり得る女性、または若手の男性が都内商店街で新規開業を行う場合、以下の費用の一部を助成してくれます。
- 工事費
- 設備・備品導入費
- 店舗賃借料
など。
利用条件は、以下に当てはまる人です。
- 女性または39歳以下の男性
- 都内商店街で開業予定の個人
最大で730万円の開業支援を行ってもらえる他、要望に応じて専門家のアドバイスも受けられます。
創業補助金
創業補助金は、各自治体によって様々なものがあります。
東京の場合は、都内で創業を予定されている人または創業後5年未満の中小企業のうち一定の要件を満たす人を対象に助成を行っています。
助成限度額は300万で、賃借料や広告費、人件費なども助成対象です。
創業に関する補助金・給付金については、中小機構のホームページで各都道府県の補助金・給付金が一覧になっているので、確認しておきましょう。
女性が独立開業するメリット
女性が独立開業するメリットは、主に以下の4つあります。
- 時間の融通が利く
- 好きな仕事ができる
- 細かい配慮ができる
- 顧客の信頼感を得やすい
「女性だから独立開業しにくい」と思っているのであれば、間違いです。
以下で、メリットを具体的に解説するので、ぜひ独立開業に踏み切ってみてください。
時間の融通が利く
独立開業すれば、時間の融通が利きやすくなるので、将来の心配がありません。
雇われている場合、結婚したり子どもができたりすれば、仕事を減らしたり辞めたりするケースもあるでしょう。
しかし、独立しているのであれば自分の好きなように時間を作れるので、子どもがいても仕事を続けられます。
好きな仕事ができる
独立開業の大きなメリットは、自分の好きな仕事ができる点です。
自分に合わない仕事を押し付けられたり、仕事をする上でのストレスを感じたりすることがありません。
もちろん仕事なので多少のストレスはつきものですが、好きな仕事のストレスと好きではない仕事のストレスでは、感じ方が大きく異なるでしょう。
細かい配慮ができる
女性が独立開業をするメリットとして、女性ならではの細かい配慮があります。
一般的に男性と女性では、女性の方がきめ細かい配慮ができます。
きめ細かい配慮は、顧客や取引先からの信頼感を高められる、女性ならではのスキルと言えるでしょう。
顧客の信頼感を得やすい
男性と女性で比べると、女性の方が顧客の信頼を得やすいメリットがあります。
男女平等に注目されている昨今ですが、やはり未だに女性の社会進出は難しい傾向です。
そんななか「女性一人で独立開業した」という実績は、顧客からも取引先からも認められる実績になります。
また、女性ならではの物腰柔らかい姿勢も、信頼感につながりやすいです。
独立開業前の準備
独立開業を行うなら、ある程度の準備は必要です。
開業してからできることもありますが、時間の余裕があるならば、開業前に行っておいた方が良いでしょう。
主な準備として、以下の4つがあります。
- マーケティングを学ぶ
- 運転資金を確保する
- 人脈を広げる
- ライフプランの設計を立てる
以下で、なぜそれぞれが重要なのかについて解説します。
マーケティングを学ぶ
独立開業するのであれば、マーケティング思考は必ず学んでおきましょう。
マーケティングを簡単に説明するのであれば「売れる仕組み作り」です。
主な方法しては、以下の4つがあります。
- 市場調査
- 戦略設計
- 広告宣伝
- 効果検証
専門家ほど詳しくなる必要はありませんが、自分で仕事をする上で重要な考え方なので、基礎知識程度は学んでおきましょう。
運転資金を確保する
独立開業に費用がかかる場合は、運転資金を確保しておきましょう。
運転資金を確保する方法は、単純に貯める方法もあれば、上記で解説した助成金を活用する方法もあります。
とくに、実店舗が必要になったり従業員を雇う必要性があったりする事業を行う場合は、運転資金の確保はとても重要です。
人脈を広げる
独立開業してからでも問題はありませんが、人脈は広いにこしたことはありません。
人脈が広がれば、それだけ顧客や取引先になる可能性になる人が増えるということです。
人脈を広げる方法としては、以下の3つがあります。
- ビジネスマッチングアプリ
- 交流会
- 紹介
上記3つから、自分に合った方法で人脈を広げていきましょう。
ライフプランの設計を立てる
女性が独立開業する場合は、ライフプランも考慮しておきましょう。
なぜなら、女性は出産などで生活が一変するからです。
出産においては、年齢的な部分も考慮しておく必要があります。
そのため、できるだけ詳細にライフプランを立てた上で、独立開業を行いましょう。
女性におすすめの独立開業しやすい仕事
独立開業にあたり、業種が絞り込めていない人のために、おすすめの仕事をいくつか紹介します。
とくに女性におすすめの仕事は、以下の5つです。
- 美容サロン
- 教室
- 代行
- 飲食
- 技術職
以下で、具体的な仕事内容について解説します。
美容サロン
女性の独立開業で需要の高い仕事は、美容サロンです。
自室の一室をサロンとして使うなどもできるので、費用を抑えて開業できます。
具体的な業種は、以下の3つです。
- ネイリスト
- ヘアメイク
- エステ
それぞれ資格が必要になりますが、比較的簡単に取得できます。
お洒落な雰囲気が好きな女性には、最も向いている仕事と言えるでしょう。
教室
初期費用を抑える観点では、自宅でできる教室を開業するのもおすすめです。
スキルさえあれば自宅で教室を開けるので、開業費用を抑えられます。
具体的な業種は、以下の5つです。
- 着付け教室
- 料理教室
- ピアノ教室
- 英会話教室
- 書道
ただし、自宅に人を招かなければいけないので、プライベート部分との区切りをしっかり決めておく必要があります。
代行
代行ビジネスも、女性から注目を集めている仕事です。
代行ビジネスとは、名前のとおり、日常の手続きや家事などを代行して行う業務になります。
実際に行われている代行ビジネスとして、以下の4つが挙げられます。
- 買い物代行
- 家事代行
- 掃除代行
- 輸入代行
「家事が得意」「整理整頓が得意」など、日常の得意をスキルにして開業できます。
飲食
開業資金がある程度貯まっているなら、飲食店の経営も良いでしょう。
店舗の内装やインテリアを自由にできるので、自分のセンスでお店を彩れます。
また、単純な飲食店ではなく、自分の個性を活かした飲食店を開業するのも良いでしょう。
たとえば、以下のようなものがあります。
- ドッグカフェ
- 読書カフェ
- 宇宙レストラン
個性的な特徴から人気に火が付けば、繁盛店になる可能性があります。
なお、飲食店の開業には食品衛生責任者の資格が必要です。
講義を受講すれば1日で取得できるので、飲食店を開業する場合は食品衛生責任者の資格を取得しておきましょう。
技術職
技術職とは、専門的な知識を活かして、製品の製造や維持管理に関わる仕事です。
他の仕事に比べて知識や経験が必要になりますが、一度技術を身につけておけば、長く働けます。
ある程度の流行り廃りはあるものの、他の仕事と比べて安定しているのも大きな特徴です。
とくに「モノづくり大国」と呼ばれる日本では、技術職で仕事がなくなるというケースはほとんどないでしょう。
また、技術を身につけておけば、教室や講師など、幅広いキャリアへの選択肢も検討できます。
女性の独立開業には資格がなくても可能
独立開業するとなると、まず資格を取得しておこうと考える人もいるでしょう。
もちろん資格をとっておけば、何かと有利に働きます。
しかし、独立開業にあたり、資格が絶対に必要なわけではありません。
資格がなくても独立開業できる職業はいくつもあります。
また、難関な資格を取得する場合、「資格を取得する」ことが目的になってしまうケースがよくありますが、あくまでゴールを独立開業としているなら、資格取得よりも経験を積んだ方が良いでしょう。
これらのことを踏まえて、独立開業をするために「今自分に何が必要なのか」を考えながら行動してください。
まとめ
昔と比べれば、昨今は女性の独立開業がしやすい時代です。
助成金を活用すれば開業資金を用意するのも難しくありませんし、女性ならではのスキルやセンスを活かした開業もできます。
ただし、勢いだけでの開業は失敗する恐れがあるので、今回の記事を参考にしながら、成功率を高めて独立開業を行いましょう。
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